* 恋する猫 *
卒業を迎える貴方
ツイてないなぁ
恋に落ちるなんて
世界が変わるなんて
嘘だと思ってた

戻りたくても
貴方を好きな気持ち
消す事なんて不可能で
貫き通すしかないの
想い続ければ
いつか叶う
信じるしかないの

雨が一緒に
泣いてくれる気がする
肌寒い午後に
貴方を想うといつも
馬鹿みたいな考え
浮かんでくるの

恋の力なんて信じないよ
貴方を想ってから
上手くいかない事ばかり
他の事なんて
手につかないし
楽しい会話も上の空
ドキドキが止まらないの
ねぇ どうにかして

星が前より輝く気がするのも
小さな花が綺麗に見えるのも
鳥の歌声に耳を傾けるのも
胸が苦しくなったり
目に涙が溜まったり
頬が熱くなるのも
全部 全部 貴方と
出会ったから
ねぇ どうにかして

すれ違うだけで
心臓爆発寸前になって
声を聞くだけで
動揺して上手く喋れなくて
顔なんてまともに見たら
耳まで真っ赤になる
鏡で見なくてもわかるもの
知ってるんでしょ
私の気持ち
ねぇ どうにかして

遠くに行かないで
まだ想わせて
伝えてないのよ
まだ一言も
そんな笑顔で
サヨナラなんてないよ

貴方の足元に落とした
私の精一杯の想い
ねぇ 伝わったかな?
怖くて顔も上げられない
私の頭に落ちて来た
それは今までで
1番素敵な貴方の笑顔
二度目の恋に落ちるような
貴方の恋の匂い

ツイてたなぁ
恋に落ちたのが貴方で
世界がひっくり返る
幸せをくれたのが
貴方で
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