姫様の秘密❤
プルルップルルルルルッ
誰だよッたく…
しぶしぶ電話に出る。
「はーい。もしもし~?」
「恋歌?引っ越すってどこに?」
「ああ。タツか。」
「引っ越し手伝えって言われても、引っ越し先わからないんだけど!」
「ああ。えーと…じゃ、今からタツんチ行くからまっとれ。」
ブチッ…
「じゃあな!バカ親父!」
「あ!恋歌ぁーーー!」
ビューン!
ん?親父って方向音痴だったような…。
ま、自分の家ぐらいわかるだろ。
―――――――――――――――――――――――――――
「ど、どっちに行けばいいんだ?」
迷っていた。
―――――――――――――――――――――――――――
だめでも金とケータイあるし。
タクシーひろったり出来るだろ。
―――――――――――――――――――――――――――
「あッ…ひったくりだぁーー!」
金もケータイも無し。
――――――――――――――――――――――――――――
子供じゃないんだし。
それに…
どうでもいいかー。って感じだし。