うさぎと彼 [完]



私がしばらく無視をしていると面白くなかったのか


先生の言葉を無視して教室から出て行ってしまった。



やっと私の隣に静けさが戻る。


「おーい、宮乃ここ読めー」


「げっ!」


いきなり当たってつい女の子らしくない声が出てしまった。



周りから小さな笑い声が聞こえてくる。



私の顔が熱くなるのを感じながら


教科書を読み上げた。



「よし、宮乃は放課後手伝えー」


「はぁ!?」


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