うさぎと彼 [完]



「ねー、屋上って来て良いんですかね?」


2人の耳のうさぎが日差しで眩しく光る。




「俺が良いって言ってんの。」


「やだね、友悟くんは信じがたい。」


「わ、俺の心がえぐられるわ。」



私は何故か授業中に腕を掴まれ


教室から出された。



屋上はなんか過去に不幸なことがあったから


立入禁止だとか


入学した頃に注意されたような記憶が…………



「てか、なんで鍵持ってんの?」

鍵は職員室にあるはずだ。


「よくある鍵を盗んで合い鍵作成みたいな★」

「みたいな★じゃなくてだめじゃん、来たら。」


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