君が好き




その夜、私は夕樹先輩に電話をした。


「もしもし?あの、柏木です。」


『あ、璃子ちゃん!!どうしたの?』


「あ、あの、今度の日曜日どっか行きませんか?」


思い切ってデートに誘ってみた。


『ごめん!!その日、試合が入っててダメなんだ。』


夕樹先輩は、バスケ部で県の選抜選手にも選ばれている。だから、バスケを優先するのは当たり前だった。





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