この話にはまだ、題名がない。

「へぇ、そんなことがあったのか」

「私・・・信じられなくて」

私は体を起こした。

「現に君は、その人影を見たのかい?」

「いるのは分かったんですが・・・」

石川先生は首を曲げた。

「まあ、今日は帰りなさい。あんまり遅いと家の人が心配する」

「はい。わかりました」

私たちは、その出来事を後に家に帰った。


< 19 / 96 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop