この話にはまだ、題名がない。
パリリリン........
パラパラ
車が突っ込んだ店のガラスから、破片がパラパラと落ち始める。
気づいたら、私の腕に切り傷があった。
真っ赤な血が流れてきた。
すると私の後ろ側に竹内くんの姿があった。
「竹内くん!」
竹内くんが、飛び出したときに私が後ろから思い切り押した。
竹内くんは、頭をアスファルトにつけたまま動かない。
「・・・た、竹内くん?」
私は恐る恐る手を出した。