この話にはまだ、題名がない。

「何でって・・・・。あなたのせいじゃない」

私は、砂のかかったスカートをはらって、立ち上がった。

ポタッ...

「あれ」

竹内くんは、左の頬から血が出ていた。

左目の下が切れている。

「大丈夫!?」

私は慌てて駆け寄った。

「平気だよ」

ハンカチで頬を押さえた。

やがて、人が集まり学校の先生が向かえに来た。

そこには、石川先生がいた。


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