この話にはまだ、題名がない。
「やっぱり、この騒ぎは君たちだったかい」
少し飽きれたかのような顔で言った。
「本当ですよ~。僕はもう勘弁してほしいですよ」
竹内くんが、私のせいですと言わんばかりに言った。
「まあ、話は後で聞こう。学校に帰ろう。みんな心配している」
心配・・・?
私には心配してくれる人なんていない。
私たちは石川先生の車に乗せられ、学校に着いた。
「まず、君たちは保健室に行ってくれないか? その格好じゃ、みんな心配するから」
私たちは、石川先生に言われるがままに行動した。