この話にはまだ、題名がない。
二階東階段隣にある、一つの保健室。
ここの学校は保健室に手をかけていないらしく、とても狭い。
私は、傷を負った左腕な汚れた制服に目を下ろした。
「なんで、こんなことに・・・」
私が俯き具合に顔を下げた。
「そもそも、君のせいだよ」
やっと口を開いた竹内くんは、私に向かって言った。
「なんで・・・。私はあなたに注意したわ」
「そんなの信じられるはずがないじゃないか」
私たちは口喧嘩をしてしまった。