この話にはまだ、題名がない。
ガラガラ...
保健の先生と石川先生と担任の伊藤先生が来た。
「まあっ。2人とも大丈夫!?」
保健の先生、安堂先生が私たちの姿を見て顔色を変えた。
伊藤先生は私たちの方を見て、小さなため息をついた。
すぐに、安堂先生は行動に移し私たちの手当てにでた。
幸い、どちらも軽い怪我で済んだ。
だが、私たちはまだ腹を立てていた。
「君は知っていた? 何を馬鹿なこと言っているんだ」
飽きれた顔で言った竹内くんにカチンときた私は、
「私がいなかったら、あなたは死んでいたかもしれないのよ?」
私が真顔で言ったせいか、突然竹内くんの顔色が一変する。