FUTARI
プロローグ
『おかえりぃ~』
「それは俺のだぞぉ~!!
なんでいつも勝手に
食べてんだよぉ~」
『いいじゃん!
貴司の物はあたしの物』
「だからぁ~、
ここは俺の家なの!!
帰ってきたらなんで
波美がいんだよぉ 」
『そんなこととか
言わないのぉ~♪、
ねっ! これ、
マジやばいかもぉ~!
ほらっ、食べてごらん!
あ~ん♪ 』
「あ~ん♪って、
なんだよぉ=!
いらねぇよぉ
それで、どうした?」
『どうした?
じゃないわよぉ~
今日、何時頃の
お帰りですか?
ご主人様ぁ』
「今日は8時頃かなぁ~って、
メイドカフェじゃねえっうの!
で!?」
『ご飯をね、
どうしようかと思ってぇ』
「えっ、おばさんは?」
『今日から1週間、
留守でさぁ、その代わりに
ア・タ・シ
うふっ。 なんてね』
「なにがア・タ・シだよ!
そ、そうなのか、
それじゃ俺、
行くから宜しくな。
波美、ありがとうな」
『おっ、おう。。。』
こんなやりとりから始まる物語
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