FUTARI

「なぁ、時間も遅いから

 帰ろうか?」



『えっ、ダメダメ!! 

 電気が点くまでいてよぉ 

 怖いから。。。』



また大きな雷の音にびっくりして

貴司に抱きついた波美。

離れようとしたが、

貴司に肩を抱かれていて

身動きができない



『なに、なに。。。 

タカ、どうしたのよ 

えっ。。。。』



「俺はお前が好きだ 

 ずっと前から。  

 ごめんな急に」



『あたしだってタカのこと

 好きだよぉ。。。。 』


真っ暗ななかで二人の唇が重なった。



すると間もなく、

「あっ、電気が点いたぁ!  

 そっ、そしたら帰るわ。 
 
 カギ閉めとけよ」



24:05
波美、受信メール
【さっき言ったことマジだから。

 いいよな?】


24:10
貴司、受信メール
【うん。。 (^^) 】


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