FUTARI

「元気がなくて、最近は部屋から

出てこないって。。。。

いいよ、無理に言わなくても。 

すごい景色だろ~ 」



その後、

山中湖へと車を走らせてると



『どこか

温泉にはいりたいなぁ。。 

美味しいもの食べて

のんびりしたいなぁ』



「せっかくだから、

どこか旅館でも泊まるか! 

もちろん2部屋でな」



『うん!でも1部屋でいいよ。 

大丈夫でしょ!

襲ったりしないよねぇ~』


車を停めてパソコンを取り出すと

検索して予約をとり、

車はUターンして

河口湖温泉郷へと向かった。



前日の夜、貴司は父から

「これなぁ、水島から預かった、

宜しく頼むとな。 

お父さんもオジサンも

お前ら、

いい大人だから信用してる。 

どこか温泉とかで

泊まってきたらどうだ。

連絡だけしてくれたらいいから」


手渡された封筒には

5万円入っていた。
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