君といた季節


「あれ、お取り込み中?」



またもや中に入ってきたのは相模だ。

紗楽は思わず「ちっ」と舌打ちをした。



「相模、何の用?」



あきらかに不機嫌な声を出す紗楽に相模は平然と



「美桜が入ってくの見えたから」



相模のこの発言は紗楽を不機嫌にしただけでなく、翔太の機嫌まで悪くさせた。




あたしから見て、




2人からかもし出されてるオーラは真っ黒で・・・


何も気付いてない相模くんが羨ましく思えた。





逃げたい・・・!!






心からそう、思うのに



空気がよくなる気配は一向になくて

どんどん悪くなっていく。













< 34 / 103 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop