君といた季節
その日の夜。
あたしはベッドに寝転びながら
考えていた。
ない脳みそをフル回転させながら。
「どーしたらいいもんやら・・・」
翔太のことはすきだ。
でも今の関係が簡単に
壊れるとは思えないし、
壊すのも怖い。
紗楽は、あたしの大事な人だし
だいすきな友達のひとり。
ただ、不安なのは
紗楽に勝てる気がしない。
紗楽はあたしと違って
なんでもできるから、
翔太の心も
簡単に持って行っちゃうような
気がしてならない。
