2匹の蝶々
どうしよう ー心 Sideー
すっかり、忘れてた。
山坂くんの告白の返事。
きっと、待ってるよね…
でも。
何て返事をしよう。
…どうしよう?
「ココアちゃん」
「あ…山坂くん」
山坂くんは頬を赤くしてあたしを見た。
きっと。
告白の返事の事だ。
「山坂くん、ちょっといいかな」
あたしは山坂くんが話す前に山坂くんの腕をつかんで廊下に出た。
「あ、のね。こうゆうの初めてで。」
「うん」
「なんて、返事していいか分からないんだけど…」
「…ココアちゃんはさ。俺をどう思ってる?」
あたしは山坂くんを見る。