2匹の蝶々


「じゃあ〜…プリクラにカラオケにケーキ!!」

やっぱり。

俺の苦手な物ばかりだ。


「あとはー…」
「ちょっと待った。今日はここまでな」

俺は心をストップさせた。

「ええ〜…」
「俺もそんなにいっぺんは無理だから!」

心は少し考えて、口を開いた。


「じゃあ…あと1つだけ。それで、勘弁してあげる。」

…仕方ない。

「うん。何?」


心は俯いて、顔を赤くしながら呟いた。



「あたしと、えっち…してください」

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