恋愛一色
俺は家に帰ると、部屋に閉じ籠り、ただ暇な時間を過ごしていた。



テレビを見るわけでもなく、電気をつけるわけでもなく…ただ暗闇の中で携帯をいじっていた。



両親を説得し、最近買ってもらった携帯電話。



今の俺のマイブーム。



学校に携帯を持ち込めれないので、学校から帰るとすぐに携帯をチェックする。


その理由は、メールだ。



学校から帰ってきて携帯を見ると必ず何通かメールが来ている。



相手は全て女。


メモリはほとんど女だ。


男は和馬か淳ぐらいしか入っていない。



遥斗はまだ携帯を持っていなかった。


いらないのか?と前に聞いたら、また《興味がない》という言葉で片づけられてしまった。



俺は一通一通、メールの内容を見ていく。



《日曜日楽しみにしてるね!》



一通目は千尋からだった。

俺はすぐ千尋に返事をした。




《俺もまじで楽しみ!》
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