恋愛一色
学校がある駅にはすぐに着いてしまった。


駅には俺達が着ている制服と同じ人々で群がっていた。



そして俺達が通ると、何人もの人たちが俺達を見てくる。



遥斗を見てんだろ?
かっこいいもんな。


後ろを振り返ると遥斗が眠たそうに欠伸をしていた。



俺達は駅を出て、高校まで歩いていく。



桜の花びらが舞う中、
俺達は新しい学校を目指していく…



学校に着くと、駅より数倍多い人々で溢れていた。


保護者や、生徒たちが楽しそうに会話をしている。



『遥斗、受付行くぞ?』


『あっあぁ…』



俺は人を掻き分け、受付がある場所へと目指す。


ようやくその場所に着いたとき、振り返ると、遥斗の姿はなかった。



『遥斗?』



…どこに消えた?


俺は辺りを見渡すが、あまりにも多い人々がいるため、遥斗の姿が見つからない。



俺は仕方なく遥斗の分の封筒を貰い、遥斗を探しに行った。
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