恋愛一色
まだ新しい校舎。
廊下が太陽の光に反射して輝いている。



『遥斗と俺、同じクラスだから！』



さっき封筒の中に入っていたクラス名簿を見て、俺と遥斗は同じクラスだとわかった。



また遥斗と同じクラスになれて嬉しかったんだ。


『まじ？良かった』



やっぱお前も俺がいないと無理なんだろ？


ちょっと自惚れたりもする。



俺は新しいクラス、１年５組に着くと、教室のドアに貼ってあった座席表を見て、自分と遥斗の席を調べる。




『俺は二列目の三番目。遥斗は俺の次の次の席。結構近いじゃん』



俺は遥斗の背中を二回ほど叩き、教室に入っていく。



すると一気に教室が静かになった。



高校でもそうか。
中学の時もそうだったからな。



遥斗が教室に入ると静かになってみんなの視線が遥斗に集まるんだ。
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