恋愛一色
学校の支度をしようとし、起き上がろうとしたら頭が激しく痛んだ。



俺はこめかみを抑え、一旦停止をする。



『いってぇ…』



その痛さはなかなか治まらない。



あぁ、二日酔いか。とすぐに思った。



俺は人一倍酒には弱い。

あの4人の中で俺が一番多い数の酎ハイを飲んだから。



仕方ないだろう。


俺はこめかみを抑えたまま、無理矢理ベッドから出た。



そしてカーテンを開ける。



カーテンを開けると、青空が広がっていた。




…よし、今日も遥斗が好きな青空だ。




俺は目を覚ますため、洗面所へと向かう。



ほど良い冷たさの水で顔を洗う。




『よし…』



リセット終了。



俺は勢いよく階段を駆け上がる。



リビングからは香ばしいパンの焼けた匂いが漂っていた。
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