恋愛一色
先生ともっと話がしたい。
先生ともっと一緒にいたい。


俺の中をこの2つの願いが埋め尽くす。


先生の笑顔は可愛くて、先生の声に癒されて、
俺は先生に酔いしれる。


…あぁ、やっぱ俺は先生が好きだ。



徐々に顔が熱くなってくる。



『沢村君?』



やめてよ、呼ばないで。余計に熱くなるから…



俺は先生から視線をずらし、遥斗を探した。
だが遥斗の姿はなかった。


どこいったんだろう?
まぁ…いっか。



『ねぇ、先生のタイプってどんな人?』



俺はもう一度先生に視線を戻し、質問をした。



先生は下を向いて俺の質問の答えを考えていた。


『う~ん、包容力がある人かな!』



『…そっかぁ…包容力ね。頑張ろうかな』



俺は小さく独り言を呟いた。



『ん?なんか言った?』



先生は不思議そうな表情を浮かべて俺の顔を覗いた。




『何でもないよ?』
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