恋愛一色
『彼氏いないんだって!チャンスじゃね?』



興奮してきた俺は、話す声が次第に大きくなっていく。



『チャンスってか…無理じゃね?先生なんだし、しかも担任だろ?』



『そんなの関係ねぇよ!好きなものは好きなんだから!』



そうだ、そうだよ。
俺は好きなんだから。
先生を好きなんだから…

でも俺は過ちを犯した…




─キーンコーンカーンコーン…


聞きなれた音が学校全体に響き渡る。



『これで今日は終わりです!それではさようなら!』



先生が挨拶をし、教室から出ていった。


俺は先生が教室からいなくなるまで、ずっと見つめていた。



そして帰ろうと思い、カバンの中を整頓をする。
すると、カバンの中がチカチカと光っていた。


…携帯か。


俺は携帯を取り出す。
このランプの色は、メールだ。



俺は携帯を開き、メールを見ていく。




《今日の14時に○○駅の時計台で待ってる》
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