恋愛一色
自分が自分じゃないみたいだ…

本当はわかっていた。
綾の口実ぐらい。

でも…俺は先生との恋を実らせたかったから…



俺はピンク色のリボンをほどき、それを投げ捨てた。



セーラー服のボタンを素早く外し、その中から顔を出したのは、綾のふくよかな胸。



俺は下着のホックをはずし、下着もリボンと同様に投げ捨てた。



解放された胸に俺は顔を埋める。



舌で操る度、綾からは喘ぎ声が聞こえる。



『響っ…』



『うるせーよ』



俺は綾の口を手で塞いだ。



これが…綾ではなく…先生だったら…



俺はネクタイとカッターシャツを脱ぎ、綾に体を合わせる。



入り交じる吐息。
入り交じる二人の汗。




『キス…して?』



綾のお願いに拒むことが出来なかった俺は、強く目を瞑り、綾の唇に接吻をした─…




……ごめん、遥斗。



そして…先生…
< 162 / 313 >

この作品をシェア

pagetop