恋愛一色
今日1日の授業が終わったと知らせるチャイムが鳴ると同時に、俺は急いで支度をし、帰ろうとした。



『遥斗!今日は一緒に帰れねぇけど…悪いな!じゃあまたな!』



『…おう』



俺は猛スピードで教室から、学校から出て行った。



走っている途中、俺はカバンの中から携帯を取り出して、新着メールを見る。



《18時に、○○の駅前で待っています》



差出人は、先生からだ。実は今日の朝、先生にメールアドレスを教えて欲しいと言われ、教えたんだ。



《早く会いたい》



俺はメールを素早く打ち、送信をした。



俺っていけないことをしているかな?


間違ってる?
先生に恋しちゃだめなのかな?


関係ないよな。

相手なんて、身分なんて。


そんなこと気にしていたら、それは本当の恋じゃない。



本当の恋って…
無我夢中に相手を想うことなんじゃないかな?

無我夢中に相手の元へ走ることなんじゃないかな?



俺は無我夢中に先生を想っているよ。
無我夢中に先生の元へ走っているよ。



…これって本当の恋だよね?
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