恋愛一色
先生が俺のことを好きって言った。

先生が俺を…好きって…

俺の目から涙が溢れてくる。


嬉しくて、嬉しくて…



俺、幸せだと思った。



『俺…絶対先生を幸せにするから…』



震えた声で言った誓いの言葉。

先生はゆっくりと俺を抱き寄せて、耳元で頷いた。


『うん…』



…恋愛なんてゲームだと思っていた。


こんな俺が、今はどうだろう?


変わったかな?変われたかな?


世界ってさ…こんなにも明るいんだな…



先生は頷いたあと、俺の顔を上げ、もう一度キスをした。



今度はさきほどとは違う接吻。


恋人になって初めての接吻だ。


お互いを求め合うように熱い接吻を交わす。


もう離さないよ?
覚悟してね?



薄く目を開き、先生の顔を見た。


先生の顔が、可愛く尚、イヤらしく。


俺のハートに火をつける。
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