恋愛一色
目を閉じた瞬間、俺はすぐに眠りについた。

先生のベッドが気持ちよかったのか、隣に先生がいたからなのか分からないが、すごくいい夢を見た。


夢の中の俺は、無邪気に笑っていた。
目の前には先生。


もう離さないよ…?



『響君?』


『んっ…』


誰かに呼ばれた気がした。

その声の犯人が先生だったらいいのに、と思いながら目を開けた。



目を開けると、可愛らしい笑顔を見せる、先生がいた。



『あっ…えっと…何?』

先生は裸で、俺も裸。

先生の綺麗な裸体を見たら、何故か緊張してしまった。



俺は体を起こして辺りを見渡す。


辺りは暗く、電気すらつけられていない。


月明かりは相変わらず眩しかった。



『いい夢でも見れた?響君、ぐっすり寝てたから』



先生はクスクスと笑い、近くにあったバスタオルを巻いた。
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