恋愛一色
美幸ともっと感じていたい。
美幸ともっと一緒にいたい。


俺はまた美幸を抱いた。

世界は、こんな俺を許してくれていると思っていた。


でもこれはただの自惚れだったのかな?


世界は、もっと残酷で、最終的には俺を苦しめることしか考えていなかったんだ──…



…俺はもう一度美幸を抱いて、美幸の体に自分のものというしるしを沢山つけた。


美幸はその痕を見て、嬉しいと喜んでくれた。

俺はまた上昇をする。

単純かな?そんなの構わないさ。

美幸が言った言葉、全て嬉しいからさ。



『あーぁ、パスタ…固まってる…』


美幸がテーブルに置いてあったパスタを見つめてこう言った。



俺はそんな美幸を見て、笑ってしまった。


『大丈夫だよ、食べるって。つか食べるつもりだったのに俺が…その…ね?』



俺は言葉が詰まってしまう。
俺が言いたかったことは、パスタを食べるつもりだったのに、先に美幸を食べてしまったということ。


急に恥ずかしくなって言えなかったんだ。



『こんなの食べたくないよね?』


美幸は潤った瞳で俺を見つめた。



やめてよ、
俺はその顔が一番弱いんだ。
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