恋愛一色
また夢の中に先生が出てきた。

あっ違うな。
先生じゃない…美幸…


俺の愛しい彼女─…



…朝、目覚めると世界が眩しくて、世界が輝いてみえた。


いつもと違う部屋に少しだけ驚いた。


あぁ、そっか。
ここは遥斗の部屋だった。


遥斗はもうすでに起きていて、俺の分の朝食を作ってくれた。


俺は朝食を食べ終え、あらかじめ持ってきていた制服に着替えた。


そして学校へと向かっていく。


学校に近づくと、俺の体に異変が生じる。


心臓の鼓動が速くなり、上手く息ができないでいた。


緊張してんのかな?
付き合うことになって初めて美幸と学校で会うから。


どんな顔して会おう?
どう接しよう?


ずっと頭の中を駆け巡っていた。


だから俺はこの青空の下を思い切り駆け走ったんだ。


そして叫んだ…
神様に聞こえるくらい…大きな声で─…



『遥斗!俺、幸せになるから!』
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