恋愛一色
カバンの中から携帯を取り出し、美幸にメールを送る。


《今日18時ぐらいに行くね》


メールを送り、携帯を充電器に挿す。


電気をつけて、部屋を明るくした。



すると、充電中の携帯が震えだした。


このランプの色はメールだ。

携帯を取り、メールボックスを開く。



『美幸だ』


差出人のところに美幸と文字が出ていた。


それを見たら途端に嬉しくなる。



《待ってるね》



そのメールを見た瞬間、俺は飛び上がるほど嬉しくなる。


忽ち部屋の中は笑顔でいっぱいになるんだ。



『待ってて…』



俺は美幸から来たメールに、こう呟いた。



そして緩んでいたネクタイを、また結び直し、部屋から飛び出た。



18時まで待てなかった。早く会いたかったんだ。


鍵を閉め、家を見上げた。


『…つまらないな…』
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