恋愛一色
毎日が雨続きで、太陽はなかなか顔を見せてくれなかった。


雨は休むという行為を忘れたのか、ただ地上を濡らしていく。


遥斗はそんな雨を見つめ、いつも憂鬱そうな顔を浮かべていた。


世界は、もう梅雨という季節になっていた─…



ある日の休み時間、いつものように遥斗にのろけ話を聞かしていた。



遥斗は興味なさそうな素振りを見せるが、俺には関係ない。

聞いて欲しいんだよ、お前にさ。



すると机に置いてあった携帯が震え出し、机が煩い音を出す。


その音に反応をする生徒達。


俺は慌てて携帯を机から離した。


なんだ?と思い、携帯を開く。


待ち受け画面に写された《新着メール一件》という文字。


俺は新着メールを開く。


そのメールを見た瞬間、俺は叫んだ。



『あー!!』
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