恋愛一色
メールの差出人は美幸。
そのメールの内容は、
《今日会議で会えない。また連絡するね》とのこと。



『うるせぇよ』


遥斗は頬杖をつき、窓の方を見ながら俺に言った。


崩れ落ちる俺の体。


力が抜けた俺は、机にぺたりと額をつけた。



『…美幸が今日会えないって!どう思う?』


俺はそのメールを遥斗に見せた。



『しょうがねぇだろ?我慢しろ』



『でもさぁ…』



何だろ、この不安。
悲しいけれど、恐怖を感じた。



『は?毎日のように会えるだろ?』



『まぁーなぁ…』



実は…最近、俺は美幸とうまくいっていない気がしたんだ。

毎日メールや電話をしても、毎日会えるわけではなかった。
美幸には仕事があるし、俺との時間が毎日作れるほど暇ではない。


だから、最近学校以外で会う時間が減ってきているのが現状だ。
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