恋愛一色
離したくないよ、君を。
君ともっと一緒にいたいよ。


俺…何かしたかな?
美幸に…


今までのことを思い返すが、思い出されるのは全て楽しかったこと。

美幸の笑顔や、美幸の照れた顔…美幸の…美幸の…


思い出す度に、今でも胸が熱くなる。

まだ好きだよ。
こんなに大好きだよ?




『…うぅ…』


ベッドの布団に涙が染みていく。
布団のシーツに染み込んだ涙は…なかなか乾かない。



夢だったらいいのに、と何度願っただろう?


でも神様は意地悪で…世界は意地悪で…

俺をまた孤独にするんだ。



…俺は約束の場所へと向かうため、涙をティッシュで拭き取り、家から出て行った。



もうすぐで夏なのか、日が落ちるのがだいぶ遅くなった気がする。


空はまだまだ明るく、俺が進む道を教えてくれていた。




『…大丈夫かな…』



俺は空を見上げて質問をした。



でもその質問の答えは…
返って来なかった─…
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