恋愛一色
俺は寝転び、ポカポカの太陽の光を浴びた。



冬の屋上は冷たい…

でも俺は丁度良かった。


なぜならば…俺の心も冷たくて冷めているから。



『響、お前日曜日本当にあいつと遊ぶの?』



『あいつ?』



俺は目を閉じ、遥斗の次の言葉待った。



『平松だよ』




…あぁ千尋か…


俺はゆっくりと目を開け、視界を青色に染めた。



『遊ぶよ?その日に千尋を落とすし』



俺が自信満々にこう言うと、視界に遥斗が入ってきた。


目に写るのは、青空と遥斗の綺麗な顔。



俺は一瞬焦る。




『お前は何が楽しいわけ?そんなことして楽しいか?』




『は…?』



遥斗、何言ってんだよ?


今更?

俺はずっとこうしてきたのに、今更何言うんだよ?



『別にこれは響のことだけど、お前はもっと自分を…』



『うるせぇよ…』
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