恋愛一色
俺は赤色の椅子に、美幸は白色の椅子に向かい合って座った。



そして美幸からメニューを渡される。
俺は何にしようかなと思い、順番に見ていく。



『…レモンティーがいい』



『分かった。私はアイスコーヒーにするわ』



美幸は店員に注文をし、机に視線を向ける。


なぜ俺がレモンティーにした理由わかる?
それは遥斗が一番好きな飲み物だから。

少しでも気持ちが和らぐんじゃないかなって。
近くに遥斗がいる気がするんだ。





『…美幸、答え出た?』


俺は恐る恐る口を開き、本題を切り出した。



美幸は先ほど届いたアイスコーヒーにミルクとガムシロップを入れながら俺を見た。



そんな美幸に俺はドキッとする。



『長くなるかもしれないけど聞いてくれる?』



ストローでアイスコーヒーを混ぜながら言った。


俺はまた、頷くだけ。
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