恋愛一色
早朝の5時。
目を開けると、ここは俺の部屋ではなかった。


見たことのない天井の模様。


ピンク色のカーテン。

ウサギの人形が俺を見ている。


俺はゆっくりと視線を下に落とすと、隣には幸せそうに寝ているさながいた。



『は?』



さなは何も着ておらず、裸体のまま。


俺もさなと同じだった。



『…やば…』



俺達はあのあと、さなの家に行って、快楽の世界に行ったのだった。



俺は頭を掻き、どうするか考えた。



隣で気持よさそうに寝ているさなを起こさずに、ベットから出て、服を着る。




『…ん?響?』



さなは気付いたのか、うっすらと目を開けてこちらを見た。



『あっ…おはよ…』



急に何故か恥ずかしくなってきた。


初めてだから、とかそんな理由ではない。



自分がしたことが恥ずかしくなったんだ…
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