君と、サヨナラ。
毎日
「ちゃおっす」

「あ、おはよ~」

「おはよじゃねえよ、今午後だよ」


いつもの時間、いつもの場所で。
彼女と俺は、会う。

俺の名前は、竹居 恭也(たけい きょうや)。
俺と彼女は、いわゆる恋人関係というヤツ。
彼女の名前は有木 実柚(ゆうき みゆ)。


図書室の、端っこ。
俺が実柚を見つけた場所、実柚と出会った場所。
そして、2人が恋に落ちた場所。


「あぁ~恭君、今めっちゃ変な顔してる~((
イやらしことでも考えてたんでしょ(ニヤリ」

「考えてねえよ、ニヤニヤすんな、期待すんなよ(汗)」

「フフフ、やっぱ楽しい。」

「え?」

「こうしてる、普通の時間が。」

「…」

彼女は、図書室の窓から見える空を、膝を抱えて見つめていた。
俺もそれに習い、窓の空を見つめる。


「俺も。楽しいよ」

「本当?」

「お前といれば、いつだって。」

「へへ、ありがと…」











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