落花生
せめて駅まで3分以内ならなーっ...

そんなことを思い走っていると、一台の車が進士の通り道をふさぐように止まる。

………え?

俺がボー然としていると、運転手がこう言う。

「君、駅まで急いでるんでしょ?乗ってきなさい!」


「は、、、はぁ。。」


―――バタンッ

扉がしまる。

ゴウンゴウン。。。


車に揺られながら、進士はびくびくしていた。

(誰だよ!勢いで乗っちゃったけど、、、誰!誘拐!?)

すると、ルームミラーごしにそれを見た運転手が笑いまじりでこういう。


「大丈夫だよw決して怪しいものではないさ。ははっ
君、今年入学する師岡高校の生徒?」

師岡(もりおか)高校、、、そう、おれが入学する学校。

この人は近くに住んでいるのだろうか、、、?

「はい。」

「やっぱりね、あ、駅ついたぞ。降りなさい。」

「あ、、、ありがとうございます…」


(………。)


ないが起きたのだろう。

まぁいいか!遅刻するーっ;;;


進士は急いで駅の階段を駆け上がった。。。


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