君の瞳が愛をささやく
「幹だって毎日頑張ってるじゃない♪
四年後には私なんかより、幹が留学してるかもよ?」


「そーかなぁ♪」


四年後…かなり先の話しだけど、多分近い将来なんだろうな。


私は四年後何を考えてるんだろう。


「まぁ四年後よりも、もっと近い話しでしょ?
来週提出の課題仕上げちゃわなきゃ…」


「確かに。」


まずは目の前の事を頑張ろう。



…−−−…



「陸…
次の時間の課題やってきたか?」


「当たり前だろ?」


「みーせーてー♪」


恭一がニヤリと笑いながら迫ってきた。


「いーやーだっ!」


俺は鞄を抱きながら笑った。


「ケチー!!」


恭一は文句を言いながらも、自分の課題に手を付けはじめた。
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