君の瞳が愛をささやく
同じクラスの奴らは、俺がいてもあまり騒がなくなってきた…というか見慣れてきたんだと思う。


最初はキャーキャー言ってた女子も、俺と莉緒が一緒にいる姿を見てからあまり騒がなくなった。


恭一が言うには、莉緒を見て自分達には勝ち目がないと悟ったんだろうなだって。


確かに…莉緒よりいい女はそうそういないけどさ♪


なんてノロけてみたりして(笑)


「ほら。」


俺は恭一にノートを渡した。


「陸♪」


「丸写しはダメだからな?」


「了解!!」


恭一は嬉しそうに笑った。


まさか大学で友達が出来るとは思わなかった。


恭一は今までにいなかったタイプ。


だからこそ余計な遠慮しないで、気楽に付き合えてるのかもしれない。


莉緒にとって幹ちゃんがそうであるように。
< 104 / 151 >

この作品をシェア

pagetop