君の瞳が愛をささやく
「ねぇ『君の瞳が愛をささやく』って…
私へのラブレターだったって…思ってて良いのかな?」


「当たり前だろ?
全部莉緒に宛てたメッセージだからな。」


莉緒の無事を願って書いた。


莉緒が良くなってくれるように願って。


「あれは歌だったけどさ…
改めて、ちゃんと伝えたいんだ…」


俺は立ち上がり、莉緒を導きながらマリア像の前で莉緒に向き合った。


「俺は莉緒を永遠に守り、支え、愛することを…ここに誓います。」


莉緒は目を丸くしながら俺を見ていた。


俺はポケットから小さな箱を取り出して、莉緒に見せた。


「正式な形じゃないけどさ…渡す約束しただろ?」


エンゲージリング。
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