君の瞳が愛をささやく
臣が説明してる間も、澪ちゃんはキョトンとしていた。


『…なんで陸さんがいると大騒ぎなの?』


『…陸兄は歌手のRICだって…気づかなかった?』


『RIC?
へー…陸さんってRICだったんだ?』


反応薄っ!!


多分臣も同じ事思ったんじゃないかな。


でも澪ちゃんは本気の顔してるし、臣もなぜか笑ってるし。


『それが澪の良い所だよね♪』


臣は満足そうに笑いながら、澪ちゃんを駅まで送って行った。


その事を話したら、陸は大爆笑していた。


『やっぱり澪ちゃん分かってなかったんだ?
何も反応ないなとは思ったけど。』


陸は満足そうに笑いながら、さすが臣が選んだ彼女だって繰り返し繰り返し言っていた。


それ以来、陸と澪ちゃんは仲良くなったらしい。


メールとかも…たまにはするって。
< 19 / 151 >

この作品をシェア

pagetop