君の瞳が愛をささやく
伝わる想い
「おはよーございます♪」


朝の8時。


ジャージ姿の澪ちゃんは、朝から元気いっぱいだ。


「おはよ、澪♪
上がって?」


臣は嬉しそうに澪を出迎え、リビングに連れて行った。


私は階段からそんな二人の様子を見て、少し微笑ましく思った。


彼氏彼女。


羨ましいくらいお似合いな二人。


「おはよう、澪ちゃん。」


「おはようございます、莉緒さん♪
今日は朝早くから無理言ってすみません。」


澪ちゃんが丁寧に頭を下げた。


この子はそういう事がちゃんと出来る子だから、私も両親もとても気に入っている。


「さっ、莉緒も澪ちゃんもこっちに座って?」


母は朝から楽しそうにお弁当を作っていた。
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