君の瞳が愛をささやく
はぁ…
どうしよう、渡すの止めようかなぁ…
コンコン
「はい?」
「莉緒、そろそろ行くぞ?」
扉越しに陸が言った。
「…すぐ行くわ。」
私は慌ててノートを鞄に入れた。
扉を開けると、陸が難しそうな顔で立っていた。
「お待たせ、陸。
…どうしたの?」
陸は私の顔を見ながら、考え込むように黙った。
「陸?」
「…あのさ莉緒。
俺…」
陸が何か言おうとしている。
なんだか改まって…
「姉さん、陸兄?
行くよー!」
臣が階段の下から呼んでいる。
「…今行く!
莉緒、行こう。」
陸はそのまま階段を下りて行った。
どうしよう、渡すの止めようかなぁ…
コンコン
「はい?」
「莉緒、そろそろ行くぞ?」
扉越しに陸が言った。
「…すぐ行くわ。」
私は慌ててノートを鞄に入れた。
扉を開けると、陸が難しそうな顔で立っていた。
「お待たせ、陸。
…どうしたの?」
陸は私の顔を見ながら、考え込むように黙った。
「陸?」
「…あのさ莉緒。
俺…」
陸が何か言おうとしている。
なんだか改まって…
「姉さん、陸兄?
行くよー!」
臣が階段の下から呼んでいる。
「…今行く!
莉緒、行こう。」
陸はそのまま階段を下りて行った。