君の瞳が愛をささやく
「俺さ…
大学、諦めようと思ってるんだ。」
陸はノートを眺めたまま言った。
「…諦める?」
…冗談でしょう?
「…うん。
このまま勉強しても、なんとか高校を卒業出来るレベルにしかならないと思うし。」
陸はノートを閉じて、空を仰いだ。
「…本気?」
「本気…かな。」
「…約束したよね?
『高校は無理だったけど、大学では追いつくから!』
って、陸が言ったんじゃない…」
私はその約束を叶えたくて…
生きる世界は違うかもしれない、だからこそすこしでも繋がりが欲しくて。
「…覚えててくれたんだ?」
陸は驚いたように目を見開いた。
大学、諦めようと思ってるんだ。」
陸はノートを眺めたまま言った。
「…諦める?」
…冗談でしょう?
「…うん。
このまま勉強しても、なんとか高校を卒業出来るレベルにしかならないと思うし。」
陸はノートを閉じて、空を仰いだ。
「…本気?」
「本気…かな。」
「…約束したよね?
『高校は無理だったけど、大学では追いつくから!』
って、陸が言ったんじゃない…」
私はその約束を叶えたくて…
生きる世界は違うかもしれない、だからこそすこしでも繋がりが欲しくて。
「…覚えててくれたんだ?」
陸は驚いたように目を見開いた。