君の瞳が愛をささやく
「莉緒…」


陸は嬉しそうに笑った。


「俺さ…
この仕事始めてから色んなものを得たけど、その分友達とか普通に学校行く時間とか…色々無くした物もあるよ。」


「…うん。」


「でも、莉緒だけは変わらずに側にいてくれた。」


私は変わらないよ?


いつだって側にいるし、支えたいと思ってる…


「今までも、これからも、1番大切な幼なじみだよ…」


「…うん。」


幼なじみでも構わない。


陸に好きな人が出来たって、私は変わらない。


今までだって変わらずにいられたんだから、これからだって…


「俺、こんなんだからさ…
普通に出歩いたり、遊んだり、時間も自由にならないし。」


陸は空を見上げ、私は俯いた。


「きっと彼女になる人には色々迷惑かけるし、心配もさせるよな?」
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