君の瞳が愛をささやく
「RICを1番近くで支えてくれてる人だものね?」


一度後ろ姿を見たことがある。


綺麗な髪の女性。


「…でもなぁ…」


陸が私の顔をまじまじと見ながら言った。


「何?」


「莉緒ってよっちゃんに気に入られそうだからなぁ…
ちょっと心配。」


「女の人でしょ?
気に入られるなら嬉しいわよ?」


「そうじゃなくて…
多分よっちゃんは、莉緒を芸能界に入れたがるよ。」


「私を!?
大丈夫よ、私美人じゃないし♪」


私が笑うと、陸は盛大にため息をついた。


「これだから無自覚は困る…」


「何?」


「なんでもない♪」


私達はそんな話しをしながら家路に着いた。
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