君の瞳が愛をささやく
家でやる予定だった打ち上げが延び延びになっていた。


父さんの急な出張で、母さんと一緒に出掛けてしまったからだった。


明日の食事は、打ち上げを兼ねているのだろう。


陸との事臣と澪ちゃんには伝えたけど、ちゃんと話した訳ではないから調度良い機会かもしれない。


私はノートを開くと、ペンを握った。


明日は予定が目白押しだ。



…―――…




『じゃあまた明日。』


莉緒との電話を終えて、俺はリビングの机に向かった。


明日莉緒が来るまでに、このノートを終わらせておかないと。


多分これでもかってぐらいの新しいノートを莉緒が持ってきてくれるはず。


あっそうだ、よっちゃんにメール入れなきゃ。
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