君の瞳が愛をささやく
数日後、大学の合格通知が届いた。


『陸も合格してて良かったわ♪』


電話の向こうで莉緒が笑った。


「まさか合格するとは思わなかった?」


『…まぁね♪』


意地悪な質問に意地悪で返されたよ。


『今度お祝いしましょ?』


「そうだな♪
いつ来る?」


『うん…予定決めたら連絡するわ?』


「わかった。
…じゃあまたな?」


『…陸、おめでとう。
じゃあまた。』


そう言って莉緒は電話を切った。


なんだか歯切れの悪い電話だったな…


まぁ卒業式前で忙しいって言ってたから、多分疲れてるんだろうな。
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